大切な場所を、家族の新しい暮らしにフィットする住まいへ
- リノベーション
- 豊川市 S様邸
ーBeforeー
家族の新たな住まいとして選ばれたのは、奥様が幼少期を過ごしたご実家の2階部分。
愛着あるこの場所を活かしながら、現代のライフスタイルに合った快適な住空間にするためのリノベーションが始まりました。
2階は、長い廊下が家の奥まで続き、その両側に畳敷きの部屋が配置された、昔ながらの日本家屋らしいつくりでした。
障子や襖で細かく仕切られた空間は、プライバシーを保ちつつも閉塞感があり、部屋同士のつながりが感じにくい間取り。
和の趣を感じる造りは、どこか懐かしさや温かさを感じさせる一方で、普段使いの住空間としては閉塞感があり、動線や使い勝手にも課題が残るつくり。
細かく仕切られた間取りは、暮らしの変化や家族構成の変化に対応しづらく、収納や水回りの利便性も現代のライフスタイルとは少し離れていました。
今回のリノベーションでは、こうした空間を家族が日常を過ごす「住まい」として生まれ変わらせるために、間取りやデザインを一新。
思い出を残しながらも、今の暮らしにフィットする快適さとつながりを大切にした空間づくりを目指しました。
ーAfterー
特に印象的なのが、立派な梁を活かした子供部屋。
木の温もりと歴史を感じさせるこの梁は、あえて見せる設計にし、空間のアクセントとして存在感を放っています。
他にも、ホテルライクな間接照明を取り入れた寝室や、アクセントクロスが映えるリビング・キッチン空間など、昔の面影と新しいセンスが心地よく融合。
時間を重ねた住まいに新しい命を吹き込み、ご家族の「これから」に寄り添う空間へと生まれ変わりました。
生活動線やコミュニケーションを大切にした空間設計も、リノベーションのポイントです。
キッチンはオープンスタイルとし、リビングやダイニングと一体化することで、家族のつながりを感じながら過ごせる間取りに。
調理をしながら会話ができ、食卓へもスムーズに配膳できる、家事ラクでコミュニケーションが深まる空間が実現しました。
さらに、ダイニングには大工さんによる造作カウンターを設置。
家族の暮らしに合わせてデザインされた世界に一つだけのカウンターは、食事はもちろん、お子様の学習やちょっとした作業にも活躍。
「家具まで住まいの一部」として設計された、温かみある空間が完成しました。
毎日の暮らしを支える水回り設備もフルリニューアル。
キッチン・お風呂・トイレは最新の住宅設備へと一新し、清潔感やメンテナンス性、デザイン性にも配慮しています。
コンパクトな空間を効率よく使いながら、ご家族全員がストレスなく使えるよう工夫された設計です。
また、寝室には大容量のウォークインクローゼットを完備。
衣類はもちろん、季節用品や生活雑貨もしっかりと収まる収納力を確保し、見た目もすっきり。
空間全体の統一感を壊さないように、扉や内装の仕上げにもこだわりました。
- 立 地
- 豊川市
- 建 物
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- 延床面積
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- 敷地面積
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